歌劇 人間の声 古瀬 まきを(ソプラノ) 遠藤 玲子(ピアノ)
◆プログラム J.コクトー 作 F.プーランク 曲 歌劇 人間の声 |
第182回のプログラムは、ソプラノの古瀬まきを氏、ピアノの遠藤玲子氏による、オペラ『人間の声』でした。このオペラはジャン・コクトーの戯曲を原作とし、プーランクが作曲した一幕のモノオペラです。唯一の登場人物である女が電話で話す言葉のみで、物語は進んでいきます。
素晴らしいソプラノとピアノ、そして字幕により、恋人に別れを告げられた女の揺れる心、悲しみ、絶望感などが見事に表現され、聴衆の心の奥深くに訴えかけました。
◆ご来場者のアンケートより
響きの良い声、声量たっぷり、情感が溢れていて心の奥底から揺さぶられました。素敵な歌姫 ブラボー!今後のご活躍が期待されます。
大変な熱演で魅了された。モノオペラは演技も要求されるので、電話器一台を相手にお疲れさまでした。ピアノもメリハリがあり呼吸がぴったり合っていたと思う。
語るように歌うのは、フランス語の響きに良く合いますね。古いフランス映画の断片を見るような、シャンソンのコンサートのような・・・最後に「ジュテーム」と叫ぶのは長い長い恋の告白。ピアノもオケに匹敵する表現・迫力でした。有難う!
このオペラは初めてでしたが、引き込まれました。演技も声も素晴らしく、作品の持ち味を堪能しました。
可憐なイメージのソプラノだと思いましたが、大変な演技力・迫力に驚きました。珍しい曲をここで聴かせていただいて有難うございました。