兵庫県神戸市出身。
兵庫県立兵庫高等学校を経て、京都市立芸術大学音楽学部卒業。
'90年4月、九州交響楽団に入団。
'94年アスペン音楽祭にフェローシップを得て参加、アスペン・フェスティバル・オーケストラにてピッコロ奏者を務める。
同年9月より半年間ニューヨークにて研鑽を積む。
'95年ニューヨーク、ケミー・ホールにてジョイント・リサイタルを開催、好評を博す。
'06年九州交響楽団首席フルート奏者に就任。
'08年3月同団を退団。
同年4月より京都に居を移し、主にオーケストラの客演奏者として活動を続けている。
フルートを伊藤公一、白石孝子、ネディーン・エイシンの各氏に、室内楽を中川良平、キャサリン・グリーンバンクの各氏に師事。
12歳でクラリネットを始める。大阪音楽大学音楽学部器楽科を経て渡米、ジュリアード音楽院にて修士課程修了。これまでに山崎隆弘、本田耕一、チャールズ・ナイディック、大島文子諸氏に師事。
'94年から'97年まで霧島国際音楽祭に奨学生として参加、優秀演奏賞初め、数々の特別奨励賞を受賞。'99年には第11回宝塚ベガ音楽コンクール木管部門入賞、さらに第68回日本音楽コンクールクラリネット部門第1位入賞し本格的に演奏活動を開始。その後も、'01年には、第2回カール・ニールセン国際クラリネットコンクールディプロマ賞、第5回松方ホール音楽賞大賞、平成13年度坂井時忠音楽賞、第19回黒川録朗賞、'02年第24回姫路市芸術文化賞芸術年度賞、第26回神戸灘ライオンズクラブ音楽賞、'03年には平成15年度兵庫県芸術奨励賞と受賞を重ねる。
在米中には、過去10年以内に作曲された現代作品のみを取り上げるニュー・ジュリアード・アンサンブルに所属し、多くの世界初演・米国初演に携わった。この経験は帰国以後も活かされており、'01年7月に結成された現代音楽演奏団体 next mushroom promotion のメンバーとして、現代音楽にも積極的に取り組んでいる。'06年には団体として、サントリー音楽財団より佐治敬三賞を受賞、国内外の音楽祭に招聘されている。
これまでに飯森範親指揮東京交響楽団、佐渡裕指揮大阪フィルハーモニー交響楽団、西本智実指揮京都市交響楽団、岩城宏之指揮オーケストラ・アンサンブル金沢や外来のオーケストラとソリストとして共演、その他リサイタル・室内楽・オーケストラへの客演と全国各地で演奏会に出演している。
また、'10年より大阪音楽大学にて非常勤講師として、後進の指導にもあたっている。
神戸女学院大学音楽学部卒業後、イタリア国立サンタ・チェチリア音楽院アカデミア修了。エンナ国際コンクール第1位、ヴィオッティ国際コンクール第4位、ベッリーニ国際コンクール第3位ほか、数々のコンクールに入賞を果たす。以後、今日まで、イタリアやフランス各地でリサイタルを行い、イタリア国営放送やヴァチカン放送にも度々出演し好評を得る。
日本では、大阪を中心に数多くのリサイタルを開催するほか、大阪フィル、テレマン室内管弦楽団、京都市交響楽団と共演するなどソロ、室内楽、伴奏の分野で幅広く活動を行っている。
'98年CD「黒瀬紀久子シューベルトを弾く」T,Uを、'00年、魅惑の小品集「心ゆれて」を、'07年、「詩・彩・心〜モーツァルト集〜」、'11年「詩・彩・心〜バッハ インヴェンションとシンフォニア〜」をリリース。
日本演奏連盟会員、大阪芸術大学非常勤講師。